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こういう作文を読み上げるしか脳のないリーダーのことを、英語で「S乱q」と呼ぶ。 2W「伝えたつもり」「伝わったつもり」のコミュニケーションに価値はない。
自分の頭で考えなくなる大きな理由に、驚きと発見がなくなることがあげられる。 「あれっ?」「なぜ?どうして?」「おかしいなあ……」こういう感性がなくなってしまったら、終わりである。 新規事業にしても、新商品開発にしても、すべてのビジネスヒントは「違い」に気づくことからはじまるのだ。
そういう意味では、本を読むことも大事だが、書を捨てて街に出ることも重要である。 ところが、ダメな社長というのは社用車にふんぞり返っているから、街には出ているかもしれないが実態を知らない。
窓ガラス越しに見て、なにがわかるというのか。 まして、いつも電話ばかりしていては、なにをか言わん。
伸びる会社の社長は、国籍はもちろんのこと、会社の大きさ、多忙であるかどうか、高齢かどうかなどに関係なしに好奇心いっぱいである。 「なぜ、なぜ」と新しいことを知りたいと熱心なのである。
Iトーヨーカ堂名誉会長のI藤雅俊さんは、大正13(1924)年生まれだが、この人の好奇心には舌を巻く。 青山、原宿を中心に続々とオープンしているカフェの探索に出かけているのだ。

これらのカフェとは、ドトールやスターバックスではない。 いま、10代、20代に人気のシャンゼリゼ通りさながらのスタイルの店だ。
「いっぺん見ておこう」それで1日5軒、はしごしたという。 「よかったよ。
お茶だけじゃなく、料理がおいしくて安い。 和風料理まであって、豚の角煮にご飯がついていたりする。
接客も気持ちがいい」Dーズ(グループ内のファミリー.レストラン)よりいのじゃないか、と言うのだから驚く。 もちろん、I藤さんは経営の第1線をとっくに退いている。
だが、生来の好奇心、勉強意欲はまったく失ってはいない。 思い立ったら、すぐに行動するところも若いころと変わらない。
だから、マメである。 億劫がらない。
彼は知人(おそらく納入業者)の食品メーカーの経営者にこのカフェについて訊いてみた。 仕事と関係するから、当然、調査済みだと考えたのだが、違った。
「いやあ、知りません。 もちろん、行ったこともありません」これまたビックリ。
電車にも乗らず、移動は社用車のみという社長では当たり前かもしれない。

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